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酷使されている外国人労働者の記事より

 今回は外国人労働者の労働環境について考えてみます。

 「2008年9月10日、湖北省の中国人女性実習生6人が、山梨県昭和町のクリーニング会社「テクノクリーン」から「虐待」を受けていた事件で、先に強制送還された3人の元実習生が、その実態を語った。長江日報が伝えた。
 3人は05年、他の3人と共に湖北省の人材サービス会社と、埼玉県の「商工振興研究協同組合」に「縫製作業」の研修生として派遣されるという契約 を結んだ。ところが同年12月、日本に到着した6人は1か月間日本語の勉強をした後、「テクノクリーン」でクリーニング業務をさせられることに。勤務時間 は朝8時半~夜10時まで、週末の休みもほとんどなし。給料は月に5万円で、残業代は山梨県が定めた最低賃金703円を大きく下回る350円しか支払われ なかった。
 会社はこの違法な搾取を隠すため、毎年1回の実態調査では食堂を「縫製工場」に仕立て上げ、6人には「残業は月間33時間を超えていない」など口 裏を合わせるよう強要。偽の給与明細も作成していた。だが、偶然その「偽の給与明細」を目にした6人は会社に待遇の改善を要求した。ところが8月22日の 早朝、就寝中に無理やり車に押し込まれ、成田空港へ連れて行かれそうになった。6人はもみ合いの際、打ち身や擦り傷を負った。
 6人は化学薬品などが染み込んだ作業服を長期間にわたって洗っていなかったため、皮膚はボロボロ。ゴム手袋とゴム長靴のせいで、爪白癬(爪の水 虫)に悩まされるようにもなった。また、帰国前後から「得体の知れない脅迫電話」を受けるようになったといい、「自分や家族の身の安全が心配だ」と怯えた 様子で語っていた。(9月11日Record China)」
9月11日Record China

 「6人は湖北省出身で、同省黄石市にある中国企業「黄石東創海外就業服務有限公司」の仲介で05年12月に来日。莫邦富氏によると、月給わずか5万円で土日 も休みなく働かされ、深夜0時まで残業させられることもたびたびあったという。07年9月から08年3月までの半年間で休みは3日しか与えられず、残業代 は時給450円で山梨県が定める最低賃金の時給810円をはるかに下回る額だった。
 莫氏はさらに、日本の会社側も悪質だが中国の派遣会社にも問題があると指摘。同社社長が実習生の家族に対し「こっちは有力者がついている。彼女た ちの好きにはさせない。思い知らせてやる」と脅迫したうえ、莫氏にも「日本の会社が賠償金を出したら、全部吐き出させる。湖北省では誰がえらいか、あいつ らの家族にわからせてやる」と話したことを明らかにした。この記事は中国国内のニュースサイトに転載され、中国商務部もこれを重視。派遣会社のある黄石市 政府や湖北省外事課とともにすでに調査を開始している。(9月10日Record China)」
9月11日Record China

 「2008年9月7日、中国新聞網が日本の報道をもとに伝えたところによると、石川県金沢市の海岸でこのほど、27歳の中国人研修生(男性)の溺死体が発見 された。今年4月以降、4か月ですでに9人もの中国人研修生、実習生が過労や溺死などにより死亡しており、研修生、実習生の間で健康管理などに対する不安 が広がっている。
 言葉が通じないことや受け入れ企業の健康管理が行き届いていないことが原因と見られる過労などにより、研修生や実習生が突然死亡するケースが多発 しているという。国際研修協力機構の発表した、2008年度外国人研修、技能実習生死亡事故に関する第2回中間報告によれば、4月1日~7月31日の間 に、15人の外国人研修生、実習生が死亡しており、事故死3人、病死2人、溺死1人に対し、突然死は9人。
 中国人研修生、実習生では亡くなった9人のうち、突然死は5人に上る。事故死2人と溺死1人を除く6人は、いずれも受け入れ企業の健康管理が一因 と見られている。日本の専門家の間でも、病気は過労や心理的な圧力、過度の緊張などにより引き起こされたのではないかと見られているという。受け入れ企業 が研修生、実習生に違法労働を強制したことが原因となる訴訟も多発しており、こうした死亡事件との関連性も指摘されている。(9月8日Record China)」
9月11日Record China

 外国人の労働者が悪い労働環境に晒されているという事件です。
日本に労働に来る外国人においては中国人が一番多いので、
中国人で問題になっています。

 確かに記事には、いろいろと詳細は誇大、誇張が入っているかも知れませんが、
考えるべきことはありますよね。

「山梨地方最低賃金審議会(飯島純夫会長)は27日まで に、県内労働者に適用される1時間当たりの最低賃金について、現行より11円引き上げて676円にするよう鬼丸良一山梨労働局長に答申した。引き上げ答申 は5年連続で、上げ幅は最低賃金を時間額に統一した2002年度以降で最大となった。(2008年8月28日山梨日日新聞)」
9月11日Record China

 山梨県の最低賃金は665円、今年の8月28日以降に676円だそうです。
残業代は665円の1.25倍だから831円、22時以降は残業の倍率も違いましたよね。
この記事だと残業分が350円、450円しか払われなかったのか、それとも定時業務も払われなかったのか疑問です。

 給与も月5万円しか払われないとありましたが、
寮費や食費、日本への航空運賃を給与から差し引かれて、
手取りが5万円ということなのか、
それとも差し引き前の額面で5万円なのか分かりませんよね。

 その記事の詳細は置いといて、
以前にも青森の日本の会社が最低賃金より低い賃金で、
長時間働かせていたとか、
幾つか外国人労働者を酷使するニュースがありました。
酷使して、さらに労働環境が劣悪であることが言われています。

 日本人の経営者が、
外国人労働者を受け入れる際に、まず最初に考えるのが、
人件費の安さが挙げられるように思います。

 もちろん、通訳やITなどいろんな業種がありますので、
一概に外国人労働者と一区切りではいえませんが、
今対象としているのは低賃金で働く外国人労働者です。

 最低賃金法、日本語の研修費、寮費、食費、交通費、
などトータル的に考えると、そんなに安くはならないのではないでしょうか?
それを無理に長時間、決して良いとは言えない労働環境で働かせようとすれば、
問題になるのは当たり前です。

 インドネシア人から怒られました。
日本人がモデルや歌手やダンサーという名目で若い女性を日本に連れて行って、
下手したら風俗などで働かせていると。

 今回の事件では、日本でアパレルの研修という名目で連れ出して、
クリーニング工場で働かす。

 名目を持ち出しているのは、日本人ではなく現地人の派遣会社とかも知れません。
ただ、こういう記事は日本だけでなく当該国でも報道されています。
日本人の、または日本に対する、反日感情を煽ることになってしまいます。

 フィリピン人に怒られました。
「日本で働くフィリピン人は見下されているのか!」と。

 中国人といっても、大陸ではなく香港人ですが、言われました。
「日本人は欧米にはへつらい、アジア人を蔑視している」と。
「そんなことはない」と言いましたが、

 欧米にへつらい、その他諸外国を軽視するような
感情を日本人から感じることもあります。

 「欧米に追い抜け!追い越せ!」と戦後歩んで来たのはいいですが、
欧米と欧米以外を無意識に差別しているように感じることがあります。
そんなことないでしょうか?

 先進国の人も発展途上国の人も、
自国や自分達には強いプライドを持っています。
日本人が相手を発展途上国だからと見下しているなら、
自分達も見下されていることを知る必要があるかもしれません。

 インドの父ガンジーさんの言葉だと思いましたが、
「自分達が差別されていると思うなら、それは自分達に差別の心があるからだ」
誰かを見下しているなら、
自分たちも見下されていることを受け入れないといけませんよね。

 外国人労働者の賃金の例として挙げましょう。
もちろん、賃金は需要と供給のぶつかったところで決まるので、
差別とは関係ありませんが、比較として面白い例だと思います。

 今回のように、日本で、最低賃金どころか、
下手したら最低賃金以下で長時間労働をしている外国人もいます。

 一方で、英語学校に勤めていた友人から聞きました。
どこの国だったか覚えていませんが、
静岡の英語学校で教える英語ネイティブな国からの英語の教師です。
時給2500円では安いからと断ったそうです。
その当時、時給2500円の職などまずなかったと思います。

 それを聞いた時、びっくりしました。
時給20ドル以上稼げる職なんて、その外国人の母国でも少ないと思います。
日本の東京でも2500円の時給の職は少ないでしょう。
それを静岡であれば、東京よりも安いはずです。
それでも安いと断る外国人がいる。

 英語の教育を学んできたり、経験のある外国人もいますが、
多くはそんな教育も経験もない。
ただ自国で使い話してきた言葉が英語というだけです。

 同じ外国人なのに、その時給の差額は2000円以上ですよね。
2500円の時給で安いと言っていた外国人は3000円の職を見つけたかも知れません。
逆に最低賃金以下で働かされている外国人の時給は350~450円。

 日本で働く外国人は、
日本人よりも大きな所得格差の問題を抱えているのかも知れません。

 繰り返しになりますが、どこから来ようが同じ外国人です。
安い労働力と考えずに、尊重を持って、
同じ人材と考えて、
健康や待遇にも気を使ってあげないといけませんよね。

 先に述べましたが、安い労働力と思っていても実際は安くはなりません。
でも強い労働力にはなるはずです。
労働力が必要であっても、
国内で充たすことが出来ない時などに非常に役に立っているはずです。

 

安いも高いもない同じ労働者なので、
長時間労働や低い賃金や悪い労働状況などでは、
日本人と同様に耐えられません。
その辺を見直す必要がありますよね。

 そして、会社の経営に携わっていない人も自分の内面を見て欲しいです。
どこから来ようが同じ外国人、もっと言うと言葉の問題は置いといて、
日本人と同じに接しているでしょうか?
先入観や偏見など持ってないでしょうか?

 

もし、自分が先入観や偏見を持って差別しているなら、
自分が外国に出た時、同様に先入観や偏見を持って差別を受けますよ。
ただでさえ、過去の戦争などを持ち出され責められることなどよくあることです。
自分が先入観や偏見の目で見られたくないと思うなら、
まずは自分から先入観や偏見の目をなくさないと話になりませんよね。

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コメント

物価水準が違いますからねぇ。
でも働いて、それなりのお金が稼げないと、
日本で働こうなんて思う外国人いないんじゃないでしょうかね?
 それにしても今、グローバルになってきて
国籍と働く地が違う人もかなり多くいるのですね。
羨ましかったりして・・・。

投稿: 一歩 | 2008年9月17日 (水) 20時18分

ひどいですよね
人間なのだから、国とか関係ないのに
日本人より安く雇えるなら、それに感謝しないとね
中国人は日本で3年働けば、中国に帰って遊んで暮らせるって聞いた事ありますけど・・・ほんとだろうか・・・
だからってひどい扱いしていい訳ないですよねぇ

投稿: yousanpan | 2008年9月16日 (火) 23時30分

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